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後悔しない航海のために。

2013 年 3 月 4 日 Comments off

皆さん、お元気ですか?
リバースプロジェクトのHPのリニューアルに合わせて、ブログもリニューアルし、タイトルがなんと、「龜石太夏匡ブログ」!!
更新が遅くなり失礼しました。。。
リニューアルをメンバーに任せていたので、今更ながらたいそうなタイトルを付けてくれたなぁ。。。と、ちょっと字面に驚きながら、負けずに書いていこうと思っています。
そんなわけで、少しリニューアルから遅れましたが、これからは定期的に思いを綴って行きますので、時間潰しのお供に使ってください。

リバースプロジェクトを立ち上げて4年、今年から僕がリバースプロジェクトの代表取締役社長にも就任し(友介も代表です!)、事実上の2トップで今後のリバースプロジェクトは進んで行きます。
振り返ると、「カクト(伊勢谷監督第1回監督作品)」を撮り終えて、それまで目標にしていた映画作りを達成した僕と友介は、新たな目標を設定するために、これからどのように生きていくかを徹底して話したのを覚えてます。
どの道に進むにしても、何かをやる上で環境問題や社会問題を避けて通るわけには行かない。僕たちはこの地球上で生きていくわけだから、この問題を誰かが解決していかなければならない。
そこで、自分たちが出した答えが、
「人類が地球に生き残るために今を生きる大人が何をすべきか?」
これを絶対理念とし、今後の自分たちの行動に紐付けて行こうと考え、「セイジ-陸の魚-」が生まれ、「リバースプロジェクト」の立上げに繋がって行きました。
ここで、重要なのは何をすると言う話しからではなく、どう生きるかとか、どう言う大人になるかと言うところから始めて、そこから何をするかを考えたことです。
目指すべき大きな目標(フロンティア)を設定し、目の前に広がる大海をどうやって渡って行くのかを考えたのです。
これから何かを始めようと考えている皆さん。
もしくは、これから社会に出て行く学生の皆さんも想像してみてください。
大海を渡って目指すべきフロンティアにたどり着くためには、最初に沖に出る労力が必要であることを。トム・ハンクス主演の映画「キャスト・アウェイ」でも沖へ出るために努力を重ね何度もチャレンジをしています。
沖へ出るには波が立ち、潮の流れが速く、目指すべき方向に進まずに陸地へ戻されてしまうこともあります。
どんな道へ進むにしても、何をやるにしても新たなことにチャレンジするためには大変な苦労が付き纏うものです。
そこで、重要なのは大海を渡る前に、目指すべきフロンティアを設定し、時間が掛かったとしても準備に手を抜かず、腹を決めて勇気を持って漕ぎ出すことです。
大切なのは、苦労して沖へ出る時になるべく自分が目指す航路を取ることです。
目指す航路に進むために、船の種類はたくさんあります。
大きな客船のような船もあり、乗組員の一人として乗船するのも良いでしょう。
たった一人で手漕ぎボートで漕ぎ出す自由だってあります。
友人たちとエンジン付きのボートを用意するのも良いでしょう。
どんな人にも共通して言えることは、絶対に船を漕ぎ出す瞬間は来ることです。
それは、時間と労力が掛かることを覚悟することです。
だったら、大切な自分の人生を使うのだから、自分だけのフロンティアを目指すべきだと私は思います。
そうやって、頑張って沖に出たとして、そこからが本当の勝負になってきます。
凪で全く進まないこともあるし、嵐が来て船から振り落とされそうになることもあるでしょう。潮の流れに乗って、黙っていても進む瞬間もあるかもしれません。
後悔しない航海にして行きましょう。
他でもない、僕自身の航海のために。
そして、皆さん自身の航海のために。
では。。。

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事務所にて。。。BARはじめました。

2012 年 9 月 12 日 Comments off

皆さん、お元気ですか?
まだまだ残暑が厳しいですね。
夏の疲れが溜まっている時だからこそ、自分の身体と心と対話をし、無理のないペースで仕事や学業に励みましょう!

さて……BARはじめました!
先週に、PRBAR(PIED PIPER REBIRTH PROJECT BAR)がオープンをしたのです。リバースプロジェクトがプロデュースをし、コンセプト、内装などを手がけたこのBAR。リバース事務所が同じビルの二階にあるため、僕は仕事終わりですぐに一杯と、ビール好きの僕としてはまさに幸せ……。
このBARは、PIED PIPERと言う二十代の頃に兄弟でやっていた洋服ブランドとのコラボレーションでもあります。
思い起こせば十数年以上も前、僕が原宿にあった系列店「A NEW SHOP」で店長をしていた時のこと。
今では目新しくは無いが、ショップの内にカフェを常設した画期的な店でした。
木造の大きなカウンターとテーブル席、カウンター内には業務用の冷凍・冷蔵庫、製氷機、もちろんシンクもあり、カフェ営業に全く問題の無いスペックを兼ね備えていました。
内装もウッド調で何処かパイレーツ・オブ・カリビアンのようなエキゾチックな雰囲気があり、オオムが入った鳥籠も天井から吊るされていました。
僕に懐いていたオオムはたまに籠から外に出て、僕の肩に載って一緒に接客をしていたこともありました。
今では考えられませんね……まるで海賊船の船長……
当時は自分たちの感性に任せて面白いと思うことや、かっこいいと思うことにチャレンジをし、トライアンドエラーを繰り返し、多くの経験を積むことが出来ました。
その中の一つに、僕は昔からお酒を飲んで大いに語らうことが好きだったこともあり、毎週金曜日の夜だけ、シークレットBARをやろうとなったのです。
洋服が掛かっている壁に赤いベルベットのカーテンを引き、棚置きした洋服はストックルームに仕舞い、その棚をテーブルとして使い、仲の良い同世代のスタッフでワンコインバーを始めたのです。
その名も「TAKA’S BAR」(ダッサイね……)
最初は友達が集まって仲間飲みのようなBARでしたが、仲間が仲間を呼び多くの方々が集まる遊び場になって行きました。
友介と僕の合同誕生日も毎年ここで行われ、ピーク時は100人を超える仲間が集まって、朝まで飲み明かしていました。
結局、五年ほどやっていたかな。
多くの出会いがあり、そこから結婚にまで発展した友もいたし、そこで繋がって仕事も生まれたし、素晴らしい出会いがたくさんありました。
十数年の時を経て、また兄貴たちと一緒にエシカル素材を用いたブランドを立ち上げ、そして、PRBARをオープンすることが出来たのです。
新たなページが開かれました。
ここでは、どんな出会いがあり、どんな素晴らしい瞬間に立ち会えるでしょうか。
地下へ続く階段を降り、重い鉄の扉を開くと、そこには新たな世界が広がっています。
カウンターでビールを飲んでいる僕を見かけたら、遠慮なく声を掛けてください。
そして、明日のことや未来のことを論じ合いましょう!
では、また!

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事務所にて。。。終戦記念日。

2012 年 8 月 15 日 Comments off

あの日も、今日のように夏の陽射しがジリジリと照らし、
蝉の声が鳴り響いていたのだろうか。
終戦から67年の歳月が経った。
戦後の復興を経て平和と言う名のもとに、僕らは何不自由なく生きてきた。
そして、その結果が、年間3万人以上の自殺者を出し、
年間に1千万トン以上の食べ物をゴミ箱に捨て、
あれだけの事故を起こしながら経済合理主義を傘に永遠に残る核の廃棄物を生み続け、
若者たちからは夢を奪い、
自分だけが幸せに生きれれば良いと言う薄汚い価値観がはびこり、
想像力を失い、
多くの命を懸けて守ろうとした国の領土すら守れず、国の威厳すら失われている。
国を守ろうと、家族を守ろうと、多くの若者たちの命が散って行き、
遠い異国の地で故郷に思いを馳せながら無数の命が尽きて行った。
空襲によって無差別に焼き殺された幼子や女や老人たちがいた。
原爆により一瞬にして街ごと焼き尽くされた。
わずか67年前だ。
僕らはこの同胞の尊い命の代償を無にせずに生きてきたのだろうか。
戦争経験の無い僕らは、この67年と言う歳月を遠い昔の過去にしてしまったのだろうか。
昨年起きた東日本大震災ですら忘れてしまっているのではないだろうか。
もう一度僕らが考えなければいけないことは、
僕らが生きているこの今と言う現実は、
失われた多くの尊い人命の上に成り立っていると言うことだ。
隣国では領土問題で実効支配をしようとやっきになっている。
靖国に参拝をすることすら咎められ、愛国心を口にすれば軍国主義だと批判される。
この日本は僕らが生まれ、子供たちが生きていく大切な国だ。
もう一度、自分たちが生きていくこの日本について一人ひとりが考えなければいけない。
毅然とした強さを持たなければいけない。
相手のことを思う想像力を持たなければいけない。
意見も聞き、自分の考え方を伝える聡明さを持たなければいけない。
国は僕ら一人ひとりが創り上げると言う責任感を持たなければいけない。
そのためには、僕らは努力を惜しんではいけない。
決して諦めてはいけない。
もう、右も左も関係無い。
必要なのは浄化された人たちのレベルアップされた力だ。
イデオロギーや政治体制で人間社会が改善されたことが無いことは、
歴史が証明をしている。

せめて、夏のこの日だけは、戦没者の慰霊と再び戦争を起こさないために、
黙祷を捧げながら、自分たちが生きるこの日本を考え、
未来における自分たちの役割を想像することだと僕は思う。

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事務所にて。。。

2012 年 8 月 6 日 Comments off

皆さん、ご無沙汰しております。
すっかり夏本番!暑さに負けていませんか?
僕は本格的なサマージーズンに突入する前に、親愛なる先輩に誘われハワイに行ったことから良い感じで日焼けをし、そこからひっそりと日焼け計画を立て、ジョギングを朝に切り替え夏の日差しの中ジョギングをし、先週末も日帰りで葉山の海に行ったりと、この夏は黒く過ごそうかなと日焼けをキープ中です。
黒光りしている中年男性……うーむ、ちょっと引くけど、まぁ、健康的と言うことで許してもらおうかな。。。
さて、前回のブログからだいぶ日にちが経ってしまい、皆さんにお伝えしたいことがたくさんあります。台湾映画祭、RICE475のイベント、ECコマス立上げ、東北学院大学でのリバース講義など……自分の出来事も含めると、何からお伝えしよう……。
では、7月頭に行った台湾映画祭の一こまをお伝えします。

8年越しで公開をした「セイジ-陸の魚-」が招待作品として台湾映画祭に選ばれ、台湾へお呼ばれしました。諦めずに頑張っていれば願いは適うんだなと思えた瞬間で、友介と脚本を書き続けていた数年前、完成したら映画祭へ行きたいねと話していたあのころが懐かしく思えます。
「カクト」でオランダのロッテルダム映画祭へ招待されてから、映画祭への参加は人生2度目で、映画制作者として映画祭への参加は思いもよらないご褒美のようなものです。
台湾映画祭はまだ歴史が浅く、派手さはそこまででも無いですが、とても真摯で親しみやすい素敵な映画祭でした。
日程は三日間であまり長くは滞在できませんでしたが、とても幸せな時間を過ごせました。
台湾へ行ったことがある人はわかると思いますが、とても親日な国で台湾の人たちは皆さん親切で、日本語を理解する人たちも多く、初めて訪れた僕は好きな国がまた一つ追加されて、人生の宝物がまた一つ増えました。
映画祭から招待された僕たちはなんとビジネスクラスで海を渡ったのです。
海外といえばエコノミーの常連だった僕は、それだけで軽くテンションがあがり、シートの広さに感動し、機内サービスの確認にいちいち「エコノミーとは違うな……」なんて言っていると、横にいた友介がそっと耳元で、
「タカさん安室ちゃんが乗っているよ」
と教えてくれたのです。
安室ちゃんは数少ない好きな芸能人の一人だったので、「マジで!」と言いながらさりげなく後ろを見ると、同じビジネスクラスのシートに安室ちゃんが座っているではないですか。
後から聞いた話しですが、ニューアルバムのアジア宣伝ツアーの初日が台湾で、偶然同じ便に乗り合わせたようでした。
「やっぱり、かわいいな……顔ちっちゃいな……髪が綺麗だな」なんて言いながら、おきまりのビールを頼んで僕は映画を見ながらフライトを楽しみました。
3時間ちょっとのフライトであっという間に台湾松山空港に到着した僕たちは、荷物が出てくるのを待っていると、先に出て行った安室ちゃんがまさに到着ゲートをくぐる瞬間で、自動ドアが開くと向こうは多くのファンが待ち構えていて歓声が鳴り響き、よくテレビで見る光景が広がっていました。
「やっぱり、日本の歌姫は違うね。もしかしたら、友介も出たらキャーなんて多くのファンが待っているかもね」
「そんなことあるわけないじゃん」
「いやいや、最近の友介だって負けてないよ」
とか、自分の親友であり同じリバースのメンバーをはやしたてながらゲートをくぐると、
さっきまで居た安室ファンの姿はまったく無く、
「伊勢谷さーん!」
と、台湾の学生さんらしき女子が10人ほどが待ってくれていました。
さすがは友介ファン。節度を保っているというか、微妙な距離を取りながら控えめに手を振っていました。
そこは我らが代表、優しさ&ジェントルマンな友介は全員にサインをしてあげて、なぜか僕がシャッターを押して笑顔で写真撮影に応えていました。
そんな感じで台湾上陸を果たした友介&僕のコンビの、「セイジ-陸の魚-」の台湾映画祭の初日がスタートしたのです。
全く、映画祭の内容は無かったね。。。

そうそう、セイジのDVDが8月15日に発売&レンタル開始します!
観逃した方、もう一度観たいと思っている方、ぜひ、この機会にご覧になってください!
特典映像も見逃せません!!

また、報告します。
では!

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新事務所にて。。。

2012 年 6 月 8 日 Comments off

皆さん、ご無沙汰しています。お元気ですか?
先日のRICE475のイベントにお越しいただいた方々に、この場を借りてお礼を申し上げます。そして、天候不順のため開催までにイベント内容が二転三転し、ご迷惑をお掛けしたことお詫び申し上げます。
結局、田植えは出来ませんでしたが、最終的に太陽も顔を出しビールとBBQでおにぎりを頬張り、美味しく楽しい懇親会を行うことが出来ました。
僅かな時間でしたが皆さんと話しが出来て、それぞれがちゃんと考えを持ち、自分たちの出来ることから未来にアクションを起こそうとしているのを知り、僕自身もとてもキボウとパワーをもらいました。
本当に感謝をしています。

先月で僕は41歳になり、友介は36歳になりました。
二人の誕生日が二日違いと言うこともあり、十数回誕生日を合同で祝って来ました。
友や仲間が集まり酒を飲み交わし、楽しい時間を過ごせることは本当に幸せなことです。
この十数年、様々なことがありましたが、こうやって、毎年お互いの誕生日を祝えることが、どれほど幸せなことなのか改めて実感をしました。

友とは自分を写す鏡のような存在なんだと思います。

「人の振り見て我が振り直せ」と言うくらいに、他人の行いに対して人は色々と目に付きますが、自分に対しては気付かないことが多いように思えます。
振り返ると友介はいつも愛情と思いやりを持って真っ直ぐに向き合ってくれ、ときに厳しく自分の至らないことを教えてくれました。
これは僕だけでは無く、彼は分け隔てなく全ての人にそうしているように思えます。
鈍感な僕は自分の至らないところを指摘され、大概は反省をするのですが、時には、疎ましく感じたこともありました。
でも、後になって振り返ると、それが自分の人生において大きな糧となっていることに気付きます。
本当の友こそ、厳しいことを言ってくれる存在なのではないでしょうか。
いつも耳障りの良いことだけを口にする友より、時には、付き合いは悪いが厳しく何処か面倒くさいなと思うような友にちゃんと向き合って、その人が言う本質に耳を傾けてみるのも良いかもしれません。
あくまで、嫌味や悪口を言うこととは違いますよ。
そして時には、大切な友に対して、言いづらいかもしれませんが気付いていないポイントを教えてあげるのも良いでしょう。
伝え方も頭を使って苦労はするかもしれませんが、それが、長く人間関係を守っていく大切な要素の一つだと思います。
今年の誕生日当日にも、ここ最近でプライベートで自分が至らなかったことがあり、それを指摘されました。
「誕生日なのに厳しいことを言ってゴメン。でも、どうしても伝えたくて、誕生日おめでとう!」
電話を切ったあとに、僕は気付かぬうちに笑顔になっていました。
それは、自分が見えていなかったことで、本当に助かりました。
「保険をかけるより友達を作れ!」
と、以前に大切な先輩が教えてくれたのを思い出しました。
友人たちと何十年も友情関係を守って行けたら、それはきっと、何よりも代え難い財産になることでしょう。
リバースプロジェクトで出会った仲間たちとは、何十年先にも「人類が地球に生き残れるためのプロジェクト」を立ち上げようとお互いに頑張り合える関係であるために、僕も努力を続けて行こうと、41歳の春に改めて思いました。

「41歳の春……?あっ!バカボンのパパと同じ年齢だ……そうか……そうなんだ……」

では、素敵な週末を。
チャオ!!

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事務所にて。。。連休中

2012 年 5 月 2 日 Comments off

皆さん、連休をどうお過ごしですか?
今日はあいにくの雨模様ですね。。。
リバース自体はカレンダー通りで稼動しているのですが、僕は休みの日にどうしても書かなければならないことがあるので、明日からの休みは自分と向き合う時間になりそうです。

事務所の移転が目前に迫り、いよいよリバースプロジェクトの第2章が始まります。
メンバーも増えて、自分たちに課す責任も大きくなり、よりいっそう気を引き締めて、日々の行いを大切に進めていかなければなりません。
自分自身も今月末には41歳を迎え、人生の折り返し地点を回り始めました。
ここまでも、山あり谷ありで振り返ると長く険しい道でした。
ですが、何とか駆け抜けて来れたように思えます。
多くを手に入れようと必死にもがいていた20代は、至らない自分の不甲斐無さに嫌気がさしたこともありました。
でも、人生を変える出会いもあり、それが今では掛け替えの無いものになっています。
30代になり人生をリセットして、本当に自分が進みたい道に歩み始めると、いかに不必要なものに囚われていたのかを知り、少しずつ捨てていく作業を行いました。
そうして、自分にとって何が大切なのかを探し始め、自分にとって何が大切なのか、後になって分かることが多いことに気付いたのもこのごろでした。
人生は学ぶことが本当に多いですね。
多くを経験し、失敗を重ね、傷つけ傷つけられ、後悔をし、反省をして、学んで行く……これを繰り返しながら、自分自身とは何なのか?を、探って行くことなんですね。

昨夜、仕事を終えて、家に帰ってビールを飲みながら、録画をしていたチャールズ・チャップリンのライムライトを観ました。
何度も観ていた作品でしたが、昨夜はに特に心に響きました。
心の病を抱え、踊れなくなったプリマドンナを、落ちぶれた大道芸人のチャップリンが支えるそんな内容で、自暴自棄になった彼女を励ます台詞が素晴らしかった。
一部の台詞は有名なんですが、そのシーン全てが最高なんです。

「人生を恐れてはいけない。人生に必要なものは勇気と想像力と、少々のお金だ……どうして泣くんだい?」
「もう私は踊れない!足が動かない!」
「そう思っているだけだ!戦うんだ!」
「何のために……?」
「人生そのもののためにだよ……生き、苦しみ、楽しむんだ。生きていくことは美しく素晴らしい。君にはその上にバレエがあり、芸術がある」
「足が無ければ踊れないわ!」
「腕が無くても足でバイオリンを弾く芸人がいる。君は戦おうとしないだけだ!君は絶えず病気と死を考えている。死と同じく生も避けられないものなんだよ。生命だよ!命だ!命!命!宇宙にある力が地球を動かし木を育てる。君の中にある力と同じだ!その力を使う勇気と意思を持つんだ!」

自分が囚われている現実は、自分にしか変えることが出来ません。
自分の中にあるその変える力を探し出して信じることです。
生きるってそういうことなんですね。
生きることは素晴らしく美しいことなんですね。
本当にその通りなんだなと思いました。
これからも自分自身と向き合い、前に進むために諦めずに頑張ります。
では。

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事務所にて。。。爆弾低気圧?

2012 年 4 月 3 日 Comments off

皆さん、お元気ですか?
今日は爆弾低気圧?が日本列島を襲って、各地で暴風と大雨により会社が学校からの帰宅に大きく影響を及ぼしています。
事務所近くのカフェも早々店じまいをしていました。
改めて都市の防災機能の強化が必要になってきているのを感じます。
台風並みの低気圧……今までこんな天気はあったのでしょうか?
よく観測史上最大と言う言葉を聞きます。
要は初めて遭遇する天災、ですが、あまりに頻繁に観測史上最大と言う言葉を聞いているせいか、僕たちはそれ自体に麻痺してきているように思えます。
環境の変化が異常事態に陥っている現状に、僕は未来への危機感を嫌でも感じてしまいます。
危機感……
私たちには危機感を持つことが必要です。
これからの10年は、前例の無い時代に突入をします。
しかも、不安しかない前例の無い事態にです。
そこに対しどう対処するかは、それぞれの想像力や直観力、洞察力、考察力など、自分の中の感覚が重要になります。危機感を持ってこれから起こるだろう問題に対して、前もって出来る限りの対処をし、心構えをしておかなければなりません。
とは言え、ずっと構えているわけにはいかないので、大切なのは緊張と緩和です。
このバランスを日常の中で上手く取りながら、社会をサバイブしていかなければならないのではないでしょうか。
僕は自分の住んでいる街でコミュニティーを作っています。
まぁ、行きつけのBARに集まる常連さんたちなのですがね。
その中にはお医者さんもいるし、彫金デザイナーもいるし、建築家もいるし、料理人もいるし、普通のビジネスマンもいるし、とにかく多種多様な個性豊かな面子が揃っています。
普段は仲良く酒を酌み交わしながら馬鹿話をしているのですが、この間、僕が提案したのは災害が起きた時にどう集まってどう動くかを決めて、みんなで共有するルールを作りました。
災害は突然やってきます。
その時、人は大概パニックに陥ってしまうでしょう。
そのために、前もってこうして、こうやって動くのかを、近所のコミュニティーの中で決めたのです。
どう動くかを決めて心に肝に命じておけば、パニックに陥るのを最小限に防げます。
目的を持って動き出すと、人の思考は冷静に作用するのではないかと思っています。
大切なのは普段からコミュニケーションを図り、信頼関係を築いておくことなのかもしれません。
まぁ、偉そうに言っているが、酒を飲んでいるだけなんですがね。
僕の行きつけの秘密のBAR。。。
暴風雨の中、今宵も開いているみたいなので、リバース関根君とインターンの皆さんを連れて行って来ます。
では、また。

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仕事場にて。。。春ですね。。。

2012 年 3 月 29 日 Comments off

春ですね。。。花粉は大変だけど、やっぱり気候が良くなるのは気持ちがいい。
皆さん、お元気ですか?
僕は少しだけ体調を崩してしまいしんどいながらも、仕事が山積みだったので、ごまかしながら日常を送っていました。そのせいもあって、なかな復調しません。治ったような治らないような。。。まぁ、気合で何とか日常を送っています。

さて、今朝の新聞の一面に更年基金に721人天下りと言う記事が載っていた。
テレビや新聞を賑わしているAIJ問題に関連している記事だ。
天下り…未だにこの言葉が存在していること事態があり得ないのに、その実態に怒りを超えて呆れてしまった。
まず、その人数にも驚いたのだが、内容が更に驚愕だった。
預かった資金の運用を担当していた9割近くが、資産運用に経験の無い天下りの国家公務員のOBなどが行っていたと言う。
年金は一生懸命に人生を掛けて働いた報酬の一部を、老後のためにこつこつと貯めていた大切なお金だ。その他人のお金を高額な退職金を受けた一部の国家公務員が天下りをし、更に高い報酬を得ながら、他人の老後の金を使って闇雲に高い利回りをうたう運用期間に飛びつき、結局は使い果たしてしまった。
天下った人たちは一体、どんな大人なのだろうか?
きっと、家族を持ち孫も居て家では威厳のあるおじいちゃんを演じているのだろうか?
高学歴でエリートコースを歩んで来たこの人たちは、一体どんな思考回路を持っているのだろうか?
社会全体が抱えている問題は全ての人たちに繋がっていて、自分だけが幸せになれるといまだに思っているのだろうか?
自分たちの子供や孫が大人になった時の社会を少しでも想像しているのだろうか?
僕たちの世代が必死になって自分たちの利益や欲を度外視して、未来のために頑張っている姿は目に入っていないのだろうか?
きっと想像もしていないし、目にも入っていないのだろう。
もういい加減にして欲しい。
少しでも良心と言うものが存在しているのなら、自分たちの残された人生の時間を、これからの下の世代が生きる社会が少しでも良くになるために助言を行う立場になって欲しい。
もし、それが出来ないのならせめて足を引っ張らないで欲しい。
使い切ることの出来ない金をためて、何をしようと言うのだろう。
これからの時代に必要なことは、金を貯めることではなく、どう使って行くのかだと思う。
僕はセイジを作り上げ、リバースプロジェクトを友介と立上げ、ここまでは自分の人生の中で想像が出来ていた。
しかし、これからの時間は想像がつかない。
少子高齢化が進み、原発問題が起き、地震と言う脅威が現実味を帯び、資本主義経済と言うシステムが限界に近づき、地球環境自体が悲鳴を上げ始めている。
これからの社会が迎える時間は僕には想像がつかない。
想像が出来ないからこそ、自分の経験と感覚全てを使って人生と言うライブのドラマに対応していかなければいけないと思っている。
何度も書いているが、それは自分の心の声を信じるしかない。
自分の心が何を欲して、何を求めて、何処に向かおうとしているのかを探すしかない。
心の中には悪心も良心も存在している。
良心は一番心の奥底に存在している。
だから、必死に自分と向き合い、良心を探しその声を体中に響かせ、エネルギーに変えてライブの人生ドラマに立ち向かっていくしかない。
以前、茂木健一郎さんと話した時に、君たちの情熱は何処から来るのか?と気かれたことがある。その時は答えられなかったが、それはきっと、自分と向き合って心の声を必死に探して、良心を見つけてその声を体中に響かせた時に、情熱が生まれるのかもしれないと今になって思う。
さぁ、自分の中にある、自分だけの情熱を探そう!
そして、誰にも言い訳をせず、自分だけのライブのドラマを演じよう。
そして、エンディングはハッピーエンドにして笑顔でドラマを終わらせるように、今を必死に頑張ろう!
では。また。

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事務所にて。。。3月11日を忘れない。。。

2012 年 3 月 8 日 Comments off

この文章は、1年前の3月に初めて友介と僕が仲間と一緒に、被災地へ訪れた時に書いたものです。
心の整理もつかず、見たこと感じたことをそのまま書いたものです。
東日本大震災は終わっていません。
いまだに悲しみと苦しみから解放されてない方々がたくさん居ます。
原発の問題も何も解決していません。
そこには、体を張って頑張っている作業員の方々が居ます。
放射能と言う、僕らの未来を大きく変えてしまった事実が、とてつもない脅威として僕たちの前に立ちはだかっています。
今の僕たちが出来ることはたくさんあります。
その中の一つが、決して風化させないことです。
そして、各自が出来る範囲で行動に移すことです。
それから、大切なことは、いつ何時、私たちの身に同じことが起きるかもしれないと言う事実に対し、心構えだけでも持っておく必要があります。
東日本大震災で被害に合われた皆様に、心からのご冥福をお祈りします。
尊い命を失った代償として、今を生きる僕たちが、未来のために一生懸命生きていく姿を見せて行くことだと強く思っています。
少し長い文章ですがお付き合い下さい。

そこは、高架道路を境に天国と地獄に分かれていた。

震災後の2週間が経った3月25日に、被災地である仙台市に、僕たちは行くことが出来た。同じ被災者でありながら、地元の有志で集まったボランティアチームが僕らを出迎えてくれた。彼らは、独自のルートでガソリンを確保し、自分たちが食べることもままならない震災翌日から炊き出しを始めたそうだ。
今では、仙台市のみならず、他の市へも炊き出しや救援物資を避難所などに届けている。
逞しいなんて言葉では言い表すことが出来ないほど、彼らは強く大きく見えた。
震災直後の状況や現状に関しての一通りの説明を受けた後、僕たちは彼らの先導で最初に荒浜地区へと入って行った。

高架下を超えて、最初に目にした光景は想像を絶するものだった。
かろうじて立っている大型ガソリンスタンドの天井部分と、鉄筋で出来た建物がそこに町があったことを証明するだけで、それ以外は、泥と瓦礫で覆われ、流され潰された車がそこら中に点在していた。自衛隊や警察や消防団の方々が、あちこちで長い棒で遺体の捜索をしているのが見える。
500メートルほど先に見える防風林は、津波が来るまでは、町の影に隠れて見えなかったそうだ。彼らの説明では、数日前までご遺体が道の端に並べられ、震災直後は電信柱にいくつものご遺体がぶら下がっていたと言う。
本来なら、穏やかな春の日差しに包まれ、海から流れる潮風が心地よく感じたはずだろう。だが、そこは津波によって多くの尊い人命が失われた町の残骸だった。

亀裂が走る自動車道を、車で1時間ほど走らせて僕たちは石巻市に向かった。
途中、山間に点在する被災地でもある集落は、津波の被害がなかったとは言え、地震で甚大な被害を被っているはずだ。
ひっそりと佇む集落を横目に、あそこには水はあるのか……
救援物資は届いているのか……
あまりの被害の大きさに自分の無力さを感じた。

市内に入ると、少しずつ津波の爪跡が見えてきた。
建物の壁に付いた泥の跡を見ると、被害の大きさが予想出来る。最初は膝下くらいの泥の跡が、じょじょに高さを増して行き、やがて、1階の天井付近にまで達すると町並みは一変する。電信柱はなぎ倒され、不自然な形で家と家の間に車が挟まり、信号機は倒されトラックがガードレールに乗り上げ並んでいる。漁船が潰れた車に挟まれ、コンビにの駐車場には幾重にも重なる車の残骸があった。
店の窓ガラスは割られ、商品は流されたのか持ち出されたのか、がらんどうとした店が目立っていた。あまりの非日常的な光景に、ただ言葉を失った。

トンネルを過ぎて、石巻市でも被害が大きかった港町に入ると、まず最初に異臭が鼻を突いた。家々は形を留めて残ってはいるが、1階部分はすべて津波の被害を受け瓦礫と土砂で埋まっている。両側に集められた瓦礫の山に囲まれた通りを往来する被災者の方々は、一様に疲れきって生気が失われているように見えた。
僕たちは避難所ではなく、街角にある焼肉屋の駐車場で救援物資を配ることにした。
大きな避難所には自衛隊の基地が設置され、仮説トイレや救援物資も届いている。
しかし、その避難所に行けない多くの被災者が町には存在している。
想像してみて欲しい、一般的な地方の町並みを。
石巻市は宮城県でも2番目に大きな町だ。そこには、無数の道があり、地域に別れて多くの住宅や商店があり、たくさんの住人が住んでいる。したがって、学校や施設から離れた場所にいて、避難所に行けない多くの孤立した被災者には、現状でも救援物資が届きにくくなっている。

僕たちはトラックからダンボールを下ろし、食材、洋服、雑貨と分けて、まるで青空市場のようにダンボールを並べていった。
救援物資の支給を近隣の被災者に知らせるために、ハンドマイクで告げながら車で町内を走らせると、それを聞きつけ被災者の方々があちこちから集まって来た。
その数はゆうに100人を超えていた。
僕はその中で、中学生か高校生に上がったくらいの一人の少女に目を奪われた。
ジャージは泥で汚れ、身体からは疲れがにじみ出ていて、何日も洗えていない髪はごわつき、顔はマスクで覆われていたが、何より印象的だったのが、絶望を通り越した何も感じていないような目だった。
一人で来ているということは、家族と離れてしまったのだろうか……。
それとも、亡くしてしまったのだろうか……。
そこから、想像出来るものは良いことなんて一つも無く、最悪の状況しか思い浮かばない。
僕は黙々と物資を渡しながら、少女を横目で追っていた。
そして、自分の順番が来ると、真っ先に少女は誰かのお古の赤いチェックの長靴を取った。
その時、一瞬だったが、彼女は微笑んだように見えた。
普段なら髪型や洋服に気をつかい、おしゃれを一番したい年頃のはずだ。
だが、天災とは言え想像を絶する恐怖と対面し、乗り越え何とか生き抜いて、何もかも失ったとしても、それでも明日を必死に生きようとしている。
赤ちゃんを抱えた若いお母さんは、必死で哺乳瓶を探し、家族も家もお金も全て失った老婆は僅かな食料と、古いコートを手にして僕に何度も頭を下げて帰っていった。
電気もガスも水道も無くて、夜は深い闇に包まれ、略奪にも怯え、孤独と絶望と恐怖に身を縮めながら、被災者の方々は幾夜も越してきたはずだ。
誰かのお古かもしれない赤い長靴を手にして、微笑む少女を見たときに、僕は大切なことを気付かさせてもらった。

生きる凄さを。

これが紛れもない事実で、いま僕たちが生活をしているこの日本で起きている現実だ。
僕らは3箇所で救援物資を配り、ようやくトラックの荷台が空になった。
最後に訪れた避難所は、自治会館のような場所に自然に集まった200人あまりの避難所だった。そこには、ちゃんとリーダーが存在し、子供から大人まで皆が率先して働き、お互いで助け合う一つのコミューンのような場所になっていた。
別れ際にリーダーは、
「最強の避難所を目指すんで、これからもよろしくお願いします!」
と笑顔で頭を下げていた。
走り出し離れる僕らの車に、皆がいつまでも手を振っていた。
後で聞いた話しだが、実際には、リーダーの彼は津波で妹さんを亡くしていたのだ。
本来なら、悲しみのどん底にいるはずだが、一切そんなそぶりを見せずに、明るく必死に生きようとしている。殆どの人が、とてつもない悲しみを背負って、必死に生きている。

僕らはわずか3箇所の避難所に行っただけだ。
それでも、多くの救援物資を必要としている事実に気付かされた。
では、東北から関東に掛けての太平洋側にはどれだけの避難所があり、どれだけの被災者がいるのだろう。
命を失った方々が何千人、何万人…
避難をしている方々が何千人、何万人…
テレビで観ている僕らは、どこかで、人の命と悲しみを数字として捉えていないだろうか。
そこには、計り知れない悲しみと苦しみがあることを、もう一度それぞれが考えなければいけない。
計画停電や原発も非常に重要で、僕らに直結する大きな問題であることは分かっている。
だが、それ以上に、今この瞬間に苦しみの中で必死に生きている被災者を第一に考え、行動を起こさなければいけないと改めて強く思った。
自衛隊が本格稼動し、救援物資も各地に行き届き始めている。
次に僕らに求められるのは、マイナスになったこの被災地の状況を、まず、ゼロに戻すことだ。
そのために、自分たちに何が出来るのか、それぞれの想像力を駆使し、実行力を発揮し、行動していかなければいけない。
誰かがやることを期待するのではなく、まずは、自分がやるんだと言う気概を持つことだ。
これは、自分以上の能力を発揮するチャンスで、鏡に映った自分を変えるチャンスでもある。

僕らは新しい未来を、創造・想像しなければいけない。

答えは人を思いやる気持ちから生まれる行動だと思っている。

ここから、もう一度、未来の社会を構築して行く。

無事に生きている僕たちは、命ある限り、全ての事象は自分に直結していることを想像し、明日を生きるために、今日を必死に生きなければいけない。
それが、多くの尊い命を失った代償として、今を生きる僕たちが胸に秘めなければいけない使命だと強く思った。

震災により、亡くなられた皆様に深い哀悼の意を捧げます。
被災された皆様へお見舞いを申し上げると共に、一日も早い復興を心より願っております。

                                        REBIRTH PROJECT 龜石太夏匡

僕たち      石村元希 (株式会社ウィンローダー)
         久保野永靖(J-WAVE)
         丹羽順子 (J-WAVE) 
         関根優作
         龜石 太夏匡 (REBIRTH PROJECT)
         伊勢谷友介 (REBIRTH PROJECT)

仙台市の有志達  佐藤正昭(仙台市議会議員)
         針生信夫(株式会社舞台ファーム)
         島田昌幸(株式会社ファミリア)
         高橋由志郎(株式会社ファミリア)
         児玉龍哉(株式会社ファミリア)
         板橋知春(株式会社スマートメディア)
         原山卓也(株式会社スマートメディア)
順不同

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仕事場にて。。。あの日の面接。。。

2012 年 2 月 28 日 Comments off

皆さん、お元気ですか?
僕は相変わらずバタバタと不器用に日常を過ごしています。
本当、バタバタとやっております。
今日も仕事へ行く前にコーヒーを飲もうとして、マグカップを取り出す時に自分で開いた食器棚の扉に頭をぶつけるし…「自分不器用っすから…」とカッコよく言えたらいいんだけど、そう言うキャラじゃないしね…。
さて、リバースのHPでインターンの募集をし、僭越ながら先日面接を行わせてもらいました。多くの方々のエントリー本当に嬉しく思います。この場を借りてお礼を述べさせていただきます。全ての方々とご一緒したかったのですが(本当にそれくらい素晴らしい方々がいらっしゃいました)、リバース自体がもっと成長し、皆さんとご一緒出来るように頑張ります!

今日はそんな面接初日の時の話しです。
朝から別の仕事でスーツ姿の僕は、午後にトークショーがあったので、一度、家に帰って私服に着替え(舞台がラフな感じだったので)、急いで会場のある下北沢へと向かった。
芝居の後の舞台上でぎこちないトークショーをやり終えて、次はリバースの面接会場への移動となり、時間が押し迫っていたこともあって、僕はやむなくタクシーを止めることにした。
前方からのろのろとやって来る、年を召したおじいちゃん運転手がハンドルを握る個人タクシーを止めて乗り込むと、行き先を聞く前に運転手さんは
「寒いねぇ……こんな日は早く家に帰ってゆっくりしたいだろうね」
と、まるで顔見知りに話しかけるように言葉をかけてきた。
「そうっすねぇ…代々木にお願いします」
と会話に乗りながら僕はさりげなく行き先を告げ、そこから20分あまりドライバーさんとの会話が始まった。
「寒いねぇ……」から始まったお決まりの天気の話しがしばらく続き、その後、会話は僕のこれからの予定へと移っていった。
運転手(以下運)「仕事だったのかい?」
龜石(以下龜)「ええ、トークショーがあって」
運「とーく?しょう…?この後も仕事かい」
トークショーのキーワードには全く引っかからず、やはり会話は仕事の話へ進んで行く。
龜「……ええ、この後も仕事です」
運「大変だねぇ。頑張るねぇ。若いからかねぇ。こんな日は早く家に帰ってゆっくりしたいねぇ」
龜『おっと。2度も言うってことは、この運転手さん家に帰りたいのかな…(心の声)』
龜「いえいえ、運転手さんだって頑張っているじゃないですか」
運「この後は仕事かい?」
龜『おっ、軽くスルーだ。しかも、この質問も2度目だぞ…(心の声)』
そんな心配をよそに、下北沢から代々木へ向かうルートはのろのろ運転だが最短で完璧だ。時間的にも間に合いそうなので、僕は安心して会話を続けてみた。
龜「ええ、仕事ですね。面接があって…」
運「面接!」
今まで優しい笑みを湛えていたバックミラー越しの運転手さんの目が、面接のキーワードに対してやや喰い気味で急に語気が強くなった。
運「君ねぇ、面接に行くならそんな格好は駄目だ!」
龜「えっ?」
運「面接は少なくとも人生を決める大事なものだ。そんな格好は駄目だよ。せめて帽子は脱がないと」
重複するが朝はスーツにネクタイを締め、トークショーのためにラフな格好に着替えてた。その時の格好は、カウチンセーターにハットと言う出で立ち。ましてや、面接はする方で受ける方では無い。
龜「そうっすかね…」
次にどう発展するのか興味を覚え会話に乗ってみる僕。
運「コンビにのバイトだって大切な仕事だよ。ましてや接客業だ。お客さんに相対する成らば身なりをきちんとしないと!今はね不況とは言っても仕事はあるんだ」
龜『もっともだ…面接する側としてもいけないな…反省しよう(心の声)』
運「やる気だけなんだよ。生きるっていうのはね厳しいものなんだよ。君はねコンビにのバイトを受けるだけでも頑張ってるんだよ。でも、その身なりはねぇ…」
龜『え?いつのまにか僕がコンビニのバイトの面接に行くことになっている…(心の声)』
龜「帽子は脱いだ方がいいですね…」
運「それは脱いだ方がいい…いいかい、仕事はね…」
とその後、ありがたい仕事に対する心構えをご教授いただき、無事に時間内に代々木に到着した。
龜「あっ、じゃこの辺で」
と、たまたま止まったのがセブンイレブンの前。
運「はい!どうもありがとう!頑張ってね!俺も頑張るから!」
とエールまでいただきタクシーはのろのろと走り去った。
龜『(微笑み)』
世の中は優しくなったのではない、他人に対して無関心になっただけで、それは冷たくなったのだ。勘違いとは言え、他人に対して一生懸命にアドバイスをしてくれたおじいちゃんドライバーに、僕はちょっとだけ心がほっこりしているのを感じた。
そして、軽い足取りで面接会場へ入って行った。
皆さん、おせっかいは問題だけど、なるべく周囲に気を配り困っている人が居たら(僕は困っていなかったが…)、気に掛けてあげる優しさを持ちましょう。そうすると、次第に視野が広くなり、自分の人生の視界も広がるでしょう。

「セイジ-陸の魚-」絶賛公開中です!
観ていただいた多くの方から、観て良かったと言うご意見をいただいております。
生きる意味のヒントを感じれる映画です。少しだけ勇気を出して劇場へ足を運び、西島さん演じるセイジさんに会いに行ってください。
明日への希望の光が、少しだけ心に点るのを感じてもらえるはずです。
毎週土曜日の最終回後にテアトル新宿でティーチインを行っています。僕は毎週居ます!
では。また!

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